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ご愛読ありがとうございました good bye
by peacetree
縁 復活


::::: 2004年5月17日 Mon :::::

いいかげん 縁を切りたいんですが
切っても切れない関係というのはあるものです
私の場合
「耳鼻咽喉科」

去年の手術終了後 「縁切ーった!」と心の中で叫んだんですがねぇ
今回は「鼻」ではなくって「喉」のようで…
そうですね 鼻も耳も喉もつながってるんですね
妙に納得しちゃいました
つまり 私はそのあたり一帯が弱点のようですな
前世からの深き縁のようです
「耳鼻咽喉科」

左耳の奥から
耳下腺
リンパ腺
すべて腫れてます
こぶとりじいさんに負けないくらい
腫れてます
ぷっくぷくです
この年でおたふく風邪もどきになるとはゆめゆめ思わず…

日曜にかなり頑張っちゃったようで
酒に強くないうえ 体調も悪かったくせに飲んじゃって
グロッキーな状態で帰宅
そのまま眠り姫と化す
(よってblogの更新が遅れたわけですが)

朝起きて 顔の輪郭線と首のつながりがあまりに左右アンバランスで
鏡を見て笑っちゃいました
今日は発達支援の日で子どもと会うのにこれはまずかろうと
(うつしてしまったら一大事) 
慌ててボスに連絡して 休む旨を伝え
私は医者に行ったわけです
もう踏み入れることはない と勝手に願っていた「耳鼻咽喉科」へ
半年としてもたなかった かなわぬ夢

ついでに鼻の様子も診てもらい
「あら 上手にできてるわね(女医さんです)」
「どう 調子は?鼻で呼吸できるっていいものでしょ?」
の言葉に激しく賛同
「もう!別世界です!」
と答えたら(きっと極上のスマイルで答えたと思う)
力強くうなづいてくださいました

私 年をとって死ぬときは
鼻がつまって死ぬか
喉が締まって or つまって死ぬか
血管がつまって死ぬか
のいずれかだと思ってます
どれも 異様に細いらしいので

鼻の細さは 手術してくださったお医者様に
「かわいいお鼻だね」
と言わしめた折り紙つきで
(かわいい=細い であることに気づくまで時間かかったけど)
治療用具が鼻に入らなくって困るくらい細い

血管の細さは
献血に行ったときの看護師さん
術前検査に行ったときの採血担当の看護師さん
入院中の点滴用針を刺してくれたお医者さん
皆に
「細い」
の一言をいただきました
麻酔を入れるとき 麻酔科のお医者さんが手の甲に針を刺してくれて
(手の甲はかなり血管が浮き上がって刺しやすいのはわかるけど)
あの激痛は耐えがたいものだった
きっと血管が細くて 麻酔用の太い針が刺さらなかったのだろうと
看護師さんに同情されたのが救いかな

もともと首が細いんですが
喉も細くって 幼少期はすぐ喉に食べ物がつまって吐いたそうです
(当時お世話になった小児科医の診断)
母親は食べさせるのに苦労したらしい


anyway---
私は当分外出して人と会ってはならないらしく
これは家でおとなしく論文を読めという神のおぼしめと観念して
しばらくこもることにします
水曜ゼミなのにー
リサミなのにー
発表担当なのにー
ラッキー? アンラッキー?


::::: what's happened :::::

#04 「発達障害支援法案(仮)」
毎日新聞 5/14朝刊 家庭欄より

そして一番重要なのは どのような「体制」をとるか

「生涯一貫した支援体制ができたら」
「(法案の)文言を実施する体制をどうとるかがこれからの課題」
「発達障害の定義があいまいで、年金・福祉など体系化が十分されておらず、法律ができても絵に描いたモチになりかねない」


最後の懸念を表すセリフ
これは重い言葉だと思う
後半部分の「年金・福祉の体系化~」は 現在の制度をあまりよく知らないので
ノーコメント 言ってることはわかるな というくらい
問題は前半部分「発達障害の定義があいまい」
これが大問題 

発達障害には「グレーゾーン」というのがある
「ちょっと気になる」ところがあるけれど 普通のようにも見える
何が気になるのかわからない けれどやっぱり「気になる」
そういうとても曖昧なゾーン
 
今までは 法律がない中で関係者の経験値と裁量 懐加減でやってきた
発達障害であると診断を下せないけれど グレーっぽい子は
受け入れ先の施設やセンターでうまいことケアしてきた
けれど明確にここからここまでが発達障害である と法律で定義づけられたら
グレーの子たちをセンターで受け入れられなくなる
イメージは「介護保険の適用外です」みたいな感じ
日本は「例外」に対処しにくい国だと思う
法律を作るときに 法が定める障害の枠からもれた人への対応に関しても
うまくカバーできるように工夫を凝らしてほしい

"今は発達障害の専門知識を持つ医師が少なく、早期発見も意外に難しい。さらにどのような対応をとればいいのか、関係者の間でも十分な理解が進んでいない。"

やはり障害に関する研究はアメリカが一枚上で
様々な方法が輸入されているけれど
日本とアメリカでは 根本的に子どもの育て方や子育て観が違うように思う
だから 輸入されたものは何度か日本内で検討を重ね
ようやっと「日本版」ができる感じ
もっとこの分野を研究することに助成金を出してもらえれば
今 育ちつつあるあちこちの研究プロジェクトの成果が期待できるのにな

新しく専門家を目指す人たちを育てるだけでなく
すでに専門家である人たちの教育が大切だ
この分野は日々 様々な知識が更新されていく
最近のケアが子どもたちにできるように 最新の情報に触れられる
そういう体制があるといい
by peacetree | 2004-05-18 01:34 | あしあと
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