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by peacetree
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オトナ語の謎
from わたしのブログ
もっと詳しく【鹿島丈博】
from カロリーコントロールdeダイ..
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How to discuss
::::: 2004年4月1日 Thu :::::

録画した大河ドラマ「新選組!」2回ぶんを一気に観た
観終わった後 いつものように「新選組!」関連サイトをチェックしてたら
なにやらおもしろいことになっていた
新選組を題材とした少女マンガの作者と大河ドラマの脚本家のバトル
私はどちらの作品も大好きで どちらの新選組像も魅力的で
別段意見があるわけではないのだけど
「議論」を考えたとき ちょっと今回のことは興味深いな と思った

発端は マンガ家の公式サイトでの大河批評
もともとこのマンガ家は強気な方で曲がったことが嫌いらしく
世の中の納得のいかないこと 曖昧なことに対して吼える がおーっ!と
そういう姿勢を貫くから 敵もたくさん作っちゃって
2chやyahoo!の掲示板では いろんなスレでこき下ろされてて
それでもめげずに 己の信念を突き通してて なんていうか 天晴れな人
んで ご多分に漏れず ご自分の公式サイトで過激な大河批評を載せてて
ファンから2chまでいっせいに広まって大荒れになったのが2月中旬
特にいきり立ったのが 脚本家側のファン
それで 脚本家ご自身も知ることになって
朝日新聞(夕刊)連載中のエッセーに関連内容を掲載
これが3月半ば
それで また両ファンが激突してあちこちの掲示板で大荒れになって
今はもう収束したところ
(私は単に学会で忙しくって 後から知った大遅刻組です)

ネット上の掲示板には それぞれ管理者が決めたカラーがあって
そのカラーに似合った人が その掲示板内で自由に意見交換してて
突然やってきたよそ者は 毛嫌いされるように思える

2chのあまりに攻撃的な文章は 読んでいるものを不快にもさせるし
負の感情を何倍にも増幅させ 人を煽る

ファンサイト内の掲示板は その作品を愛する人たちが集っているから
母のような広い心でもって 作家の心を理解しようとと努め
かなり大らかな解釈で 擁護・援護しようとする

第三者の掲示板は 攻撃したい側の人と理解したい側の人が集まってくるから
議論の場としては 一番熱い
そこに登場するのが 中庸派
人にはそれぞれの立場 意見があるから 云々と 
当たり前のことを意見し 事態が収束するよう働きかける
概して ポジティブな考え方をする人が多いようだ
悪い方へ解釈しないで かといって 良い方に拡大解釈もせず
なりゆき任せで この情況を楽しんじゃえ みたいな
中途半端とも 潔いとも思えるポジション

久しぶりにネットサーフィンしながら いろんな掲示板を覗いて
ネット上の 匿名の中での議論の難しさを改めて感じた

ネットマナーを気にする人は 文章中にexcuseを入れて感じいいんだけど
その一文の存在が 時にはうるさい
自分の思っていることを誤解ないよう相手に伝わるか 不安なのもわかるけど
あまりにexcuseが多いと いい意見を言ってても及び腰にしか見えなくって
もっとはっきりと言ったらどうなの? なんて思ってしまう
発言した時点でそれに何らかのレスポンスがあるのは当たり前で
それが攻撃的だろうが受容的であろうが ある種の覚悟はしておくべき
言葉は自分から離れた後 思いがけない化学変化をして相手に届いてしまうこともある
うまく伝わらなかったら もう一度言葉を噛み砕いて再トライすればいいし
相手の意見に納得できなかったら でも自分はこう思うと主張すればいい
excuseが多すぎると 議論にならないで 単に感想を吐き出してるだけ
自分さえすっきりすればいい という感じがしないでもない

同様に自分さえすっきりすればいい という感じがするのが
とにかく過激な言葉を多用して 相手を徹底的になじるタイプの意見
トレーラーで様々な意見を皆轢いていく
他の意見が存在することを認めない そんな考えありえない
そういう圧倒的な力で 議論を支配しようとする
これもまた 議論の展開は望めない

中庸派は議論を収束する方に働きかけてるのに
うーん それでは気持ちが収まらない 納得できないという人が必ずいて
より議論が白熱することもあって
議論の場がダイナミックに変化する要因にもなってるのが面白い

お互いの顔が見えて 人物像をざっと捉えられる状況では
様々な立場の人がそれぞれ 場の空気を読んでさじ加減を操作して議論が動く
ところが ネットの匿名世界では これがなかなか難しくって
議論が両極端を行ったり来たりする 
振り子が大きく左右に揺れる
または そういう意見はこの掲示板にはふさわしくないから(場違いだから)
どこそこの掲示板でおっしゃるのが筋ですよ
というコメントが例外なく寄せられて 排除の方に動く

うん 難しい

私たちより下の世代 生まれた時からネット世界が身近にある世代は
ネットでのうまい議論の仕方を 自然と獲得するかもしれないな

最後に一つ気になったことを
前述のマンガ家の批評文について
公共の電波に乗ったものを 人がどう評価しようが構わないとは思うけれど
公表の仕方がまずかったんじゃないかな
発言の広がり方 言葉の持つ力を侮ったんじゃないかな
自身が発行するメルマガの中だったら まだここまで大事にならなかったと思う
自分の意見をババーンと言えるのは いいことだしすごいとは思うけど
いたずらに人の心をかき乱すのは ちょっといただけない
単なる煽り屋さんになっちゃう
(こういうのって 古代ギリシアではデマゴーグっていうんだっけ?)

やっぱり 議論って難しい


::::: what's happened :::::

年に1回のエイプリルフール
年中ウソついて生きてるんで 今日ぐらい清く正しく生きました
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by peacetree | 2004-04-02 14:38 | あしあと
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